序章
今回からちょっとこのコーナー、少しリニューアルしました。というのも、もともとニュースソースの公開のみという格好でこのコーナーはおまけとして考えていたのですが、もうちょっと充実してもいいんじゃないかという気に心の迷いが出まして(笑)。
まあこれから、ここで上げていく内容も気を付けていかなければなと考えるところもあるんですがね。このコーナーでたびたび挙げているラジオのバラエティー番組の話。テレビなんかと比較してめちゃめちゃパーソナリティーの個人的な思いが出てくるのが面白い。また逆にそれが聴きづらかったり、面白くねえな、と思える時もあるんですが、逆にこれは生々しさ、鮮度、生きの良さみたいなところでもあるんじゃないかと思うんです。
なので、バランスを考えてそんな面白さ、かつ耳障り、いや目障りのよさが出していければと考えています。実は私も以前ブログというものを別のネタでやっていたんですが、「ああすればいいんじゃないか」「こうすればいいんじゃないか」と、何かといろんなことを考え過ぎて読み手の印象を忘れてしまい、非常に読みづらいだけのブログになってしまったという経験があります。その意味で注意していかなければな…という気もしています。
1.メディアを作るということ
さて、今回ピックアップしたのは、ウェブマガジン「君はまだ十日市を知らない」についてです。先日もこのコーナーで尾道の「人と尾道」というサイトが尾道市の運営で始まったことを取り上げましたが、今回は広島市内在住の一般の方々による運営になります。
特にこのコロナ禍でリモートワーク、在宅ワークなどという形式での生活が重視される中でインターネットというインフラは必要不可欠な存在でもあり、こういったインフラの中で「こんな魅力がある」とアピールし人の注意を引き付けるということが今重要で注目されているんだと、改めて考えさせられます。今後こういった活動や告知はどんどん増えていくでしょう。
それはこの機会がある意味チャンスだから、というところもあるでしょう。このコロナ禍がなければこういったアピールをしなくてもそれなりに経営できていたお店、成り立っていた町が、人通りがなくなることで非常に厳しい状況に陥っており、新たなインフラに順応することを否が応でも求められているという状況にあります。
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都会であれば結構「そんなのすでにやっているよ」というところもあったかもしれません。一方で「移住者求む」という活動をするような地域だと、やはり高齢化も進みなかなかこういった新しい環境になじむのは難しい状況にあるかと思います。
その意味で「まだ紹介されていないところ」「知られていないこと」をメディアで取り上げ紹介していく、そしてこういうところにこういうものがある、ということを伝えていくということは急務ともいえます。まあ皮肉にも「コロナ禍だから」と、今まで敬遠されていたものが促進されたという向きもあるかもしれません。
私もまだ試行錯誤中で、どう進めればみんなが面白いと思ってもらえるメディアになるのかと様々なことを考えているところでありますが、こういった動き、新しく作られたメディアというのは、自分にとっても何らかのヒントを与えてもらえそうなところもありますし、何か同じ志を持った人が居るのかと、いい刺激をもらったような気もしています。
2.要注目!?広島の隠れた名所「十日市町」
このメディアで取り上げられている、広島の「十日市町」というエリアについて触れて見たいと思います。Google Mapなんかで検索してみると、この地区はちょうど広島を通過する路線、JR山陽本線の「横川駅」南側という印象ですね。南側というか、電車通りを南下して川一つ越えたところ、みたいな。
確かにこのエリア、ちょっと広島としては穴場的なところです。広島の繁華街というとやはり中区で、大体は広島駅から市内電車で八丁堀、紙屋町あたり、旧広島市民球場の場所、広島バスセンター(そごう)のあったあたり、ここから南下して本通りといったところまでが大きなところなんですよね。
なのでこの「十日市町」って、なんかね…広島駅からくる市内電車はずっと西の方に向かって進むのですが、大体の人は「原爆ドーム前」くらいで降りてしまいまして…みたいな感じで(笑)。十日市町はさらに西に進んだエリアになり、「十日市町」から南は舟入、江波に向かい、北は山陽本線の「横川駅」に向かうわけです。
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実はこのエリア、私もほとんど行ったことがありません(笑)。私は一昨年まで30年弱ほど東京に住んでいたのですが、その前は20年くらい地元の人間として広島にいたわけで、それでも広島というとやはり本通り、平和公園止まりだった印象です。
その意味では例えば本通りまでのゴミゴミした感じが東京でいえば渋谷、そして「十日市町」というと代々木当たりの少し人の数が減る感じ…といってもなかなか納得してもらえないかもしれませんが(笑)。
ただ、このメディアが紹介されて「ああ、こんなところがあったのか」とちょっと気になる場所になりました。というのも、ちょうど「原爆ドーム前」と「十日市町」のちょうど中間あたりに「ヲルガン座」という音楽喫茶があるという情報を得ており、いつか行ってみたいと考えていたのでした。
このお店、ビルの三フロアを占有して営業されているお店のようなんですが、まあいわゆる普通の喫茶、飲み屋的な側面がありながら音楽、文化イベントなど、いわゆる「アートバー」的なことをやられているお店の様子。
広島市内ではなかなか有名どころの方も出られているところで、知る人ぞ知るお店のようで、ある意味広島の今を知るという点では何か手がかりが得られる場所なのかもしれないと、いつか足を運ぶことを企てているところでありますが…
つまりはこういった、知られざるオサレな場所も多いのかと。かなり気になりません?
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ちなみにこの先、「十日市町」の北側にある横川エリアもなかなか面白いところです。やはり一番のポイントは「横川シネマ」。
この劇場の支配人、溝口徹さんはまあ一癖ありそうな感じではありますが(笑)、決してトゲがあるわけでもなく、なんか面白い人の様子です。広島エリアの映画人にも非常につながりが強く、舞台挨拶なども多く行われている場所でミニシアターながら非常に個性的。
そしてこの周辺は、この雰囲気に合わせたというか…(笑)、なかなか個性的なバーなどが並んでおり、なにか高円寺の中央線沿線のあの脂ぎった感じを髣髴しており(笑)、興味深いところであります。
どうしても広島というと広島駅、そして立町、八丁堀、紙屋町や薬研堀、流川みたいなところに注目が行きがちでありますが、この「十日市町」近辺から横川あたりのエリアは、何か面白いものがある気もします。逆にここで新たなムーブメントが起きれば、広島はもっと面白い場所になりそうです。
3.あとがき
2月になりました。
今年は124年ぶりに節分が2月2日だという話題もありましたが、何の感動もなくしらっと過ぎてしまいました(笑)。まあある意味節目の時なので、本来はこのタイミングで何らかの反省や決意を行うという時になるのでしょうが、反省なんていつもやってる感じですしね、決意なんて「思い立ったが吉日」で(笑)。まあ本当に春ももうすぐですよ、ねえ。
問題も多くて嫌な気持ちになることも多いけど、皆さんはこんな時にどうするのでしょうか?
ある人は「もうすぐ暖かくなるのだから、もうちょっと我慢する、頑張る」と言われるかもしれません。また別の人は「やっていることを一度止め、パッと気分転換。リフレッシュしてまた一から!」と言われるかも。
人それぞれ考えることは違うかもしれませんね。当然今時点でそれぞれが抱えているものも違いますし。ただ、例えばこのコロナ禍は昨年から今のこの時まで、そしてここからさらに続いていくなんて誰も予想だにしなかったことでもあり、これまで困難に出くわしてきた自分の向き合い方では、通用しない気もします。
だから私としては、なにかじっくり腰を据えて自分の行く末を見つめ直す必要があるような気もします。簡単に過ごしてはいけないような気持と言いますか。ただ、本当に外に出られず人にも会えない状況で、これって非常に厳しいと思うんですが、そんな中でやるべきことを全うする人間が、前に進むのだろうと。
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こんな偉そうなことを言って、なんか「言うだけ番長」になってそうな気もしてちょっとまた幻滅するのですが(笑)
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