広島だより 第四回 「広島気質」とは?

随分と間が空きましたねぇ…なかなかネタを探すのも難しいため更新は本当に牛歩的なのですが、何か面白さの核心みたいなものが出れば、と頑張っておりますので、どうか長い目で見てやってください。


さて、いきなり冒頭の記事でありますが、お国自慢的に言われるネタの一つとして「県民性」みたいなものがありますが、果たして広島は…?というところを考えていました。

実はこの手の記事ってググるとたくさん出るんですが、ほとんどがどうも根拠がない。まあそれも無理のない話、県民性、性格を統計で判断するなんてどだい無理なことなので。

ただこの記事を読んだとき、「プライドの高さ」という点を歴史の事実から描いている点には「なるほど」とうなづけるところもありました。


また、このことから導き出されるとある一つのこと、「負けず嫌い」という性質は、実は私の中では一つのイメージとして一致することがあります。

さて、ここで何でこの番組のリンクを出したかというと、それはそのイメージというものをこの番組が如実に表しているように、私が感じたからです。

そのイメージというのは、広島県民同士の日常会話の性質であります。実は昔私が会社員だったころは関東地方の会社に勤めていたのですが、ある日仕事により広島に「行く」ということがありました。

その打ち合わせの時に他愛もないお客さんの日常会話を耳にしたことが、そのままイメージに残っていました。それはどうもお互いが吹っ掛ける「ボケ」に対して「ボケ」で返し続けるというものでした。


例えばこれが大阪の方になると「ボケ」に対して「ツッコミ」で返すのが常套手段になるはず。ところがどうも広島県民同士を見ていると、とあるボケに対して「お前のボケはその程度か?これ面白いじゃろうが?」「なんのなんの、その程度でワシが落ちるわけないじゃろうが?」という心の声が聞こえそうなほどに(笑)、なぜかボケつづけるんですな、これが。

いや、自分の性格としても認識しているところでありますが、どうも何か競争となると、最初は興味もなかったことに対して、いつの間にか相手に対抗意識を強く持ち始めるようなところがあると思うんですね。その意味で、この『バリシャキNOW』であります。


この番組はRCCのアナウンサーである通盛浩さんと、「ダメ男の代名詞」的なしんどい評価を得ている(笑:私は面白い人だと思っているんですが)パーソナリティーの藤田弘之さんのトークで、毎日広島の午後を笑わしている番組なんですが、実はこの番組を最初に聞いたときに、なんか心地よさを感じていたんですが、その心地よさをある時はっきり認識しました。それが、この広島県民っぽい「ボケの応酬」というやつ。

藤田さんは広島は福山の出身で、通盛さんは実は広島ではなく奈良県の出身なんですが、このお互いのボケの掛け合い、笑ったら負けというちょっとした緊張感が(笑)、私は大好きでして。でもふとこの争いというものが、なにものにも「負けず嫌い」という広島県民の実直な性格をうまく表しているんじゃないか、なんて思っているんです。

まああくまで個人的な意見ですが、こういった感覚を覚えて「広島のラジオ番組だなぁ」なんて思えるなんて、ステキだと思うんです。だって広島のラジオってどんな感じ?って言われたら、例えば関東地方の人は「『じゃけんのう…』って言うんでしょ?」というのが普通でしょう?浅いわっ!(笑)


さあ、私の描いた理解不能の与太話、いかがでした?(笑)

ついでにコマーシャル。3月末より4月頭にかけて、尾道の映画関連レポート二本を公開しました。


またまた尾道ぃ…というか、今一番ホットなところじゃないでしょうか?もちろん、ポジティブな意味で。この一年は本当に厳しい状態が続き、さらにコロナ感染拡大第四波という危惧もされている中、その状況を見据えて前に攻めている感じがします。

クリエイターという位置が大きく脅かされている現在、こういった活動が起爆剤となって新たな道を切り開いていくことを願ってやみません。

もちろん、感染予防も入念に。ガマンガマン、というよりは「これからはこれがある」ということを前提に、その上で何ができるかを考えていく時代なのかもしれません。是非みなさま、ご自身のお体とともに、クリエイティブな心根をお大事に。

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